６月は単衣の着物を着てお出かけしましょう

コロナの事もあり
大好きな着物を着てのお出かけが出来ずにいましたが
久しぶりに来月（6月１２日）に着物でお出かけです
今からウキウキワクワク楽しみでなりません

ん？ちょっと待って
６月・・・。
もしかして単衣の着物？
ウール以外の単衣の着物でまだお出かけしたことがない私・・・。
一緒に学んで6月着物でお出掛けしませんか
( *´艸｀)

単衣の着物とは

着物の種類として大きく分けると、袷（あわせ）の着物と単衣（ひとえ）の着物と薄物（うすもの）の着物に分けられます。袷の着物は裏地がついていますが単衣と薄物にはついていません。多くの方は着物というと裏地のついた袷の着物を思い浮かべると思いますが気温が高くなってくると裏地のついた着物は暑くて暑くてとても着ていられません。洋服と同じと考えていただければ分かりやすいと思います。暑い季節に裏地の付いたコートやジャケットを好んで着用しない感覚と同じだと思います。

なーんてすまして言っておりますが・・・。私着物の学校に４年間も通っていながらなんと最近知った事があるんです！
袷に仕立てる生地を裏地無しで仕立てる単衣の着物の存在！！私が思っていた単衣の着物は浴衣はもちろんの事、木綿やウールが主流で特別な単衣と言われたら薄物の着物の事だとばかり思ってて訪問着とか小紋とかトロンとした生地で単衣の着物を仕立てる事が出来るなんて全然知りませんでした！！今回一緒にお出かけする友達が昔作った袷の着物を単衣に作り直すということを聞いて知り
「えっ！あの生地で単衣？！ありなの？えー－－」
「だったら大島紬とかも？へぇ～」
と私の中でまた着物の世界が広がりました。

単衣の着物を着る時期

一般に６月～9月までの間が単衣の着物を着用する期間とされてますが５月の半ばから暑い日があったりするのでそんな日は単衣で出かける方も多くなりました。

ちゅんちゅん

洋服の時も暑いと半袖にしたりしてるから一緒ですね

単衣の着物には沢山の生地の種類があります。代表的な物は八丈織・大島紬・御召・夏紬・絽縮緬・夏結城・夏大島・麻縮・等これらのように６月と９月は透け感のない単衣の着物になります。7月と８月は絽（ろ）の着物や紗（しゃ）の着物のように透け感のある単衣を着用します。

単衣の着物に合わせる帯

単衣用の帯には絽、紗、羅、麻、博多等々数種類あります。絽でも綴れ織りがあったり絽塩瀬があったりとどれが一番最適なの？って迷ってしまいます。私もありとあらゆる情報に目を傾けお出かけの為に毎日調べ倒した結果、気温による・・・。袷に使用していた帯でも生地が薄めで軽い印象のある帯とかでもバッチリ単衣に合わせる事が出来たりします。この時期羅の帯にさえ気を付けていれば間違いないということです。羅の帯は網目が粗いので盛夏用になります。真夏の暑い時の帯になります。

帯にはもうひとつ気を付けないといけないことがあります。柄です！
桔梗やススキのような秋を思わせる様な柄が入っていたら単衣でも９月に着る単衣の着物に合わせるということになります。６月のお出かけ用に使用するならば紫陽花とか波とかユリとかが季節の柄になります。季節に左右されない柄を選ぶと万能さが増すかもですね。私も悩んだあげく柄に左右されない絽の抽象的な柄の帯を締めて行こうと決めました。